2022年
8月
15日
|
14:01
Europe/Amsterdam

1815クロノグラフ “ハンプトンコート・エディション”

時計作りで社会に貢献

A.ランゲ&ゾーネは、コンクール・オブ・エレガンス2022で世界に1本しか存在しない1815クロノグラフを披露し、オークションハウスのフィリップスがバックス&ルッソ社と共にジュネーブで11月6日に開催するオークションに出品します。この特別な1815クロノグラフは、18Kホワイトゴールド製ケースにシルバー無垢製ダイヤルを収め、ハンドエングレービング入りの開閉式裏蓋を備えています。オークションの収益金は、ウェールズ公チャールズが設立した青少年支援団体ザ・プリンス・トラスト(The Prince's Trust)に寄付されます。

2022年9月2日から4日まで、ロンドン郊外のハンプトンコート宮殿でコンクール・オブ・エレガンスが開催されます。A.ランゲ&ゾーネは、2018年よりこのクラシックカーの祭典に協賛しています。会場では、希少価値の高い自動車が繰り広げる美の競演だけでなく、A.ランゲ&ゾーネの機械式腕時計の比類のない美しさも楽しむことができます。A.ランゲ&ゾーネにとってコンクール・オブ・エレガンスはさらに、開閉式裏蓋付きの特別に作られた1815クロノグラフを発表するのに理想的な舞台でもあります。たった1本しか製作されないこの時計は、2022年11月6日に開催されるジュネーブ・ウォッチ・オークションXVIに出品され、収益金はザ・プリンス・トラストに寄付されます。1976年にウェールズ公チャールズによって設立されたこの慈善団体は、11歳から30歳までの青少年が基本的な生活スキルを身につけ、職業生活を始める準備をし、就労できるように支援することを目的としています。「ザ・プリンス・トラストの重要な活動を支援できることを光栄に思います」と述べるランゲCEOのヴィルヘルム・シュミットは、どの子供にも、その出自や社会的な環境に関係なく、自己実現と幸福になる機会が平等に与えられるべきであると確信しています。

唯一無二のコンビネーション

2004年に発表された1815クロノグラフは、クラシックなデザインと先進的な技術が融合した時計です。デザインでは最善の視認性を追求し、手作業による仕上げと洗練されたディテールにこだわっています。例えば、ダイヤルにアラビア数字と線路をイメージした分目盛りをあしらい、サブダイヤルをやや下方に配置して、往年のA.ランゲ&ゾーネ製懐中時計を彷彿とさせています。

今年のコンクール・オブ・エレガンスのために特別に製作された1815クロノグラフ “ハンプトンコート・エディション”には、ホワイトゴールド製ケースに収めたブラックダイヤルにサンドストーンカラーの数字と目盛りをあしらうという、他には見られない独特のカラーコンビネーションを初めて採用しました。ダイヤルを取り巻くタキメータースケールは平均速度を計算するためのもので、モータースポーツと計時の歴史的な結びつきを物語ります。

ブラックダイヤルにコントラスト豊かに浮かび上がるロディウムカラーのサブダイヤルは、スモールセコンドと分積算計です。さらに、ゴールド製時針および分針、そしてスチール製のクロノグラフ秒針、スモールセコンド針および分積算針はいずれも、ケース素材に調和するロディウムカラーに仕上げられ、優れた視認性を実現しています。ブラックの手縫いのアリゲーターベルトにホワイトゴールド無垢製ピンバックルを組み合わせ、全体をエレガントな印象にまとめています。

高精度という美しさ

最も美しいフライバック・クロノグラフの一つを“ハンプトンコート・エディション”に選んだのは、モータースポーツに計時が欠かせないからでもあります。コンクール・オブ・エレガンスのロゴを手彫りで描いた開閉式裏蓋を開けると、2010年以来採用されている自社製手巻きキャリバーL951.5が見えます。二度組方式で仕上げられたこのコラムホイール制御式ムーブメントは、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターおよびフライバック機能を搭載しています。パワーリザーブは60時間におよび、自社製フリースプラング式ヒゲゼンマイが大きな偏心錘付きテンプを駆動させ、安定した歩度を保ちます。テンプは毎時18,000回、すなわち2.5ヘルツで振動し、5分の1秒単位の精度でタイムを計測します。

サファイアクリスタルのシースルーバックからは、時間と労力をかけて手作業で作り上げたクロノグラフ機構が見えます。さまざまな素材と表面装飾を緻密に相互調整して組み立てたムーブメントは、立体感のある開放的な構造になっています。それによって、複雑な切替えプロセスの細部や、ランゲ独自のスワンネック形バネを組み込み、芸術的なハンドエングレービングを施したテンプ受けも見ることができます。この小さく、しかし華やかな花模様の仕上げ装飾が施された部品は、その時計が紛れもなくランゲウォッチであることの証しです。そして、その花模様を描くエングレーバーごとに違う彫りの深さや線さばきによっても、この1815クロノグラフが世界に二つと存在しない一点物になっているのです。

この時計の詳細をA.ランゲ&ゾーネ公式ウェブサイトwww.alange-soehne.com/auctionでご覧ください。

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