2019年
1月
14日
|
07:00
Europe/Amsterdam

ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン

マスターピースの新解釈

フライバック・クロノグラフ、ムーンフェイズ表示付き永久カレンダー、ストップセコンド搭載トゥールビヨン、パワーリザーブ表示を同時に搭載するというA.ランゲ&ゾーネの異色のモデルが、ホワイトゴールドケースとピンクゴールドダイヤルで表情も新たに登場します。

2016年に発表されたダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンが、機械式時計の高水準の技術を凝集した時計であることは、そのモデル名からも窺い知ることができます。「ダトグラフ」は、ランゲ独特のアウトサイズデイトとプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター搭載フライバック・クロノグラフを、「パーペチュアル」は、瞬転表示式永久カレンダーと、誤差が1日分に集積されるまで122.6年かかるという高精度ムーンフェイズを表します。そして「トゥールビヨン」は、その内部に収められた脱進機への重力の影響を補正する機構を指しますが、このモデルのシースルーバックから見えるのは、特許技術ストップセコンドを搭載するワンミニッツトゥールビヨンです。時刻、カレンダー、クロノグラフの表示要素のすべてが見やすいダイヤルデザインは、タキメータースケールの端にパワーリザーブ表示を配置することによって実現しました。

ブラックダイヤルにプラチナケースを収めた100本限定の第一弾に続き、ホワイトゴールドケースにピンクゴールドダイヤルを組み合わせたこの新バリエーションも製作数100本の限定モデルです。直径41.5ミリのホワイトゴールド製ケースとロディウム仕上げのゴールド製針とアプライドインデックスが醸し出すクールな印象を、温かみのあるピンクゴールドカラーで和らげています。A.ランゲ&ゾーネでは、コレクションのモデル数をあえて増やさない方針を取っていますが、その中にあって、このモデルはコレクションに心地よいニュアンスを添えてくれます。

ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンの開発の原動力となったのは、1999年に発表した初代ダトグラフが大反響を呼んだことです。伝統的なコラムホイール制御方式、プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターとフライバック機能というまれに見る組み合わせは、時計界を大いに驚かせました。ランゲ独自のアウトサイズデイトとダイヤル下部の二つのサブダイヤルが正三角形を形成するように配置するという明快で分かりやすいダイヤルデザインにより、ダトグラフは時代を越えて愛されるアイコンウォッチになっています。その特徴的なダイヤルレイアウトを、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンも継承しています。このモデルでは、初代ダトグラフよりもケース直径を大きくし、永久カレンダー表示の役割を持つ二つのサブダイヤルも大きめにしました。左サブダイヤルにはスモールセコンド、曜日およびデイ・ナイト表示を、そして右サブダイヤルにはプレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター、月およびうるう年表示を収めています。

ムーンフェイズ、曜日および月を調整するには、三つの埋込み式調整ボタンを操作します。カレンダー表示要素すべてを一斉に進めるのは、10時位置のワンタッチ調整ボタンです。サファイアクリスタルのシースルーバックからは、729個の部品で構成される自社製キャリバーL952.2が見えます。その複雑極まるムーブメントの隅々にまで手作業で施された美しい仕上げ装飾は、機械式時計製作技法の限界を何度も定義し直すA.ランゲ&ゾーネの気概を反映するものです。

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